代表的な和楽器の一つ三味線。江戸時代、当時の流行から独特な細棹に改良され、粋さがより強調された三味線が、現在にまで伝承されている東京三味線です。また、荒削り、磨き、組立、皮張り等の各工程を一人で製作するのが特徴で、1人の職人よって丁寧な手作業で作り上げられた三味線は、持ち主の微妙なに好みにも応える至高の一品となります。
この体験プログラムでは、三味線づくりの基礎作業から学びます。糸巻きの修理・調整をと、材料となる木材(紅木や黒檀、花梨など)を鋸で切り出し、形を整え加工します。また道具の使い方、削り、磨き方を、より学習していただくために並行して箸の製作もいたします。削りは三味線の修理・調整の中でも注文が多い『糸巻きすげ(糸巻きの修理)』、磨きは『勘減り取り(棹にできた溝をなくす修理)』を実践していただきます。ご自身で修理・調整した三味線はお持ち帰りいただけます。
[1日目] ①基礎知識講習 ②道具の使い方(手入れ)
[2日目] ①糸巻きの修理・調整 ②材料づくり(端材からの切り出し・加工)
[3日目] 削り(箸の製作)/みがき(勘減り取り)
[4日目] 削り(箸の製作)/みがき(勘減り取り)
[5日目] 最終調整・チューニング/演習
※上記は長唄の場合の5日間のコース内容となります。進行や内容の変更につきましては、お問い合わせ時にご相談ください。。
※1プログラムにつき、定員は1名限定となります。
【お土産】ご自身で修理・調整した三味線(5〜10万円相当の三味線)
【期 間】5日間
【費 用】¥200,000(税抜)
【開催地】〒132-0035 東京都江戸川区平井4-1-16 向山楽器店
※現地までの交通費、滞在時間の食費・宿泊費は、ご自身でのご手配・ご負担となります。