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釧路地方の最東端に位置し、厚岸町・別海町・根室市に接している浜中町。海と山に囲まれた立地と気候に恵まれた環境を生かし、農業・漁業が盛んな町です。釧路空港・中標津空港からは車で2時間以内、JR釧路駅からは約1時間20分。JR花咲線(根室線)と国道44号線が走り、南部は牧草地から森林や湿原、海岸へと続き、北部はほぼ全域が酪農地帯。良質な生乳はアイスクリームの原料にも使用されています。

豊かな自然に恵まれた半農半漁の町

浜中町は1701(元禄14)年に、当時の松前藩がキイタップ場所を開いたといわれ、1869(明治2)年に佐賀藩から移住者などが集落を形成し定住しました。国鉄根室本線の開通後に本格的な入植が始まり、町は急速に発展。
1952(昭和27)年の十勝沖地震津波、1960(昭和35)年のチリ沖地震津波と二度にわたる大津波で甚大な被害を受けましたが、17kmにおよぶ防潮堤が建設されるなど驚異的な復興を成し遂げました。
酪農王国として名高い浜中町ですが、漁業も盛んな半農半漁の町であり、そして年間約30万人の観光客が訪れる霧多布湿原や霧多布岬を擁する観光地でもあります。また、「ルパン三世」の生みの親であるモンキー・パンチ氏の生誕地として、毎年夏に開催されている「ルパン三世フェスティバル」には全国から大勢のファンが集まります。とはいえ、道内各地に点在するメジャーな観光地とはまだまだ一線を画す町。観光地にありがちな騒々しさとは無縁、自然との一体感を味わえます。

霧多布岬は標高40~60mの霧多布半島の東側、太平洋に突き出した半島の先端にある湯沸岬(とうふつみさき)のこと。断崖絶壁の海岸線、琵琶瀬湾、北太平洋の大海原を一望できる。「トッカリ(アザラシ)岬」とも呼ばれ、岬周辺の海域にはアザラシが生息している。

乳製品と海の幸は外せない

派手さや華やかさはなくても、浜中町は一度訪れると忘れられない魅力が満載です。約67kmにおよぶ海岸の曲線美と大自然がつくり上げた奇岩・絶壁に代表されるような、人の手によるものではない絶景。延々と続く放牧地や畑といった日常が広がる景色もまた、浜中町が誇る景観美です。今や北海道でも猛暑日が記録されますが、浜中町は夏でも最高気温が25℃、冬も晴天が多く積雪が少ないのが特徴。いつ訪れてもその季節に応じた楽しみ方があるのは、浜中町の大きな強みといえます。
そしてこの恵まれた気象条件は、酪農にもまさに理想的。酪農王国の浜中町では、ぜひ乳製品をおみやげに求めたいところです。また、昆布をはじめとする海産物の加工品も、大人買いしたくなるほど豊富です。飾り気のない食堂に入って頼んだ刺身の鮮度とボリュームとおいしさに仰天する、そんな嬉しいサプライズも浜中町では当たり前。春はホッキ貝や花咲ガニ、夏は牡蠣、サンマや秋鮭、ホッケがおいしい季節になったら、秋から春までの半年間はウニが旬です。

花咲線はアジアの最東端を走る鉄道であるJR根室本線のうち、釧路~根室間135.4kmの愛称。車窓に森林や牧場、太平洋、そして霧多布湿原などが展開する風光明媚な路線。壮大な景色を堪能しようと、鉄道ファンのみならず国外からも多くの観光客が乗車する。

移住者歓迎の開かれた町

浜中町では浜中町移住体験事業として「お試し住宅」を実施しています。これは浜中町への移住に関心のある人に生活体験してもらえるよう、2週間~3ヶ月間、居住するための住宅を貸し出すというもので、浜中町への移住を検討している人にはとっておきのプランです。
また、浜中町で新規就農を希望する人には、研修の実施や就農先のあっせん、就農計画などの準備段階、そして営農開始後も支援を行うなど、手厚いサポート体制が整っています。約30年前から新規参入者を受け入れてきた実績もあり、現在の新規就農者は町内酪農家の1割を占めるまでになっています。

【取材を終えて】(ライター:渡邉陽子)
北海道に行く機会は比較的多いのですが、釧路より東に足を運ぶことはそうなかったため、道東の自然を目の当たりにしたときのインパクトは相当なものでした。山海の幸や乳製品のおいしさも、それを味わうためだけに再度訪れたいと思いました。霧多布湿原を擁するとはいえ、浜中町は穴場スポットといえるのではないでしょうか。

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