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「都道府県別幸福度ランキング」第1位に輝く福井県の南西部に位置する小浜市。北は国定公園に指定されている若狭湾に面し、南は京都北部一帯に連なる山岳で、一部は滋賀県と境を接しています。古くはシルクロードの日本における玄関口として栄え、京都への大陸文化・南蛮文化伝達の経路となっていました。北陸圏域にありながら風俗、習慣、言語などは近畿圏域との歴史的・文化的つながりが色濃いため、「小京都」「水のある奈良」とも呼ばれます。

いにしえから食文化と深い関わり

古代から天皇の御食料を納める「御食国(みけつくに)」として塩や海産物などの食材を都に運び、食文化を支えてきた小浜市。市内に点在する数多くの文化遺産や、数々の祭礼や芸能を現代に継承していることが、大陸や朝鮮半島、そして京の都と深くつながる文化都市であったことを物語っています。また、城下町時代から鯖の水揚げ基地ともなっており、京都へ続く「鯖街道」の起点でもあります。2015(平成27)年には文化庁が創設した日本遺産第1号として「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群~御食国若狭と鯖街道~」の認定を受けました(小浜市・若狭町の2市町で認定)。
市制は1951(昭和26)年に小浜町と1町7村が合併し、その後2村の編入により現状の小浜市となりました。多彩な恵みをもたらす自然環境を活かし、2001(平成13)年には全国初の食をテーマにした条例「食のまちづくり条例」を制定、食を起点にしたまちづくりに取り組んでいます。完全失業率は全国でも低い水準(813都市中9位)で、待機児童率0、文化財は400以上と、これらの数値から「全47都道府県幸福度ランキング2018年版」(一般財団法人日本総合研究所編)で総合1位となり、2014年版、2016年版に続き「幸福度日本一」に輝いた市でもあります。居住者、観光客ともども主な移動手段は車が中心となりますが、北陸新幹線が大阪まで全線開業すれば小浜~京都間は19分。沿線都市との交通アクセスが飛躍的に向上することで、ますます人の往来が活発になることが期待されています。

「鯖街道」は若狭から京都へ主に鯖をはじめとする海産物を運ぶための街道で、若狭の起点が小浜市。その起源は奈良時代にまでさかのぼり、約80㎞の距離を丸1日かけて歩いている間に鯖がちょうどいい塩加減になったともいわれている。

見逃せない観光スポットと至福のグルメ

文化遺産のみならず、風光明媚な小浜市の自然を目の当たりにできるスポットは人気の観光地です。その代表といえるのが国の名勝に指定されている蘇洞門(そとも)で、雄大な景観を楽しめる遊覧船も運航しています。山海の幸に恵まれた地だけあってグルメからも高い評価。小浜鯖や若狭ふぐ、若狭牡蠣、若狭カレイ、若狭牛など、四季を通じて旬の味覚が味わえます。夏の「くずまんじゅう」、冬の「でっちようかん」と、良質な水と素朴な材料でつくられる季節ごとの和菓子も人気の名物スイーツです。

若狭湾国定公園に含まれる海岸景勝地「蘇洞門(そとも)」。花崗岩が荒波に打ち砕かれ、方状節理に沿って海蝕してできた奇岩・洞窟・断崖と、断崖から流れ落ちる滝が約6㎞にも及ぶ。大門・小門は船が通れるほどの洞門となっている。

移住したい人のための各種サポート

多くの地方都市の課題となっている高齢化と人口減少は小浜市も例外ではなく、それを克服するための様々な政策や支援を打ち出しています。就農希望者のための研修制度を設け、U・J・Iターンを検討している人のためには「空き家・空き宅地等情報提供事業」を実施。実際に現地の暮らしを体験できる短期滞在用のお試し体験住宅の貸し出しも行っています。
小浜市で起業したいという人には、小浜市役所が支援施策や専門機関を紹介。創業者向けの補助金が用意されているほか、北陸新幹線が全線開通した際の開業効果を活かしたまちづくりを学び・考えるためのイベントを開催するなど、市をあげて起業をサポートする体制を整えています。

【取材を終えて】(ライター:渡邉陽子)
市の中心部が小浜湾に隣接しているため、海岸線の景色を楽しんだり、壮大な夕焼けを見たりと、小浜ならではの魅力をごく自然に感じることができました。駅前の観光案内所の方が、とても丁寧におすすめの観光スポットを教えてくださったのも忘れられない出来事です。北陸新幹線が全線開業すれば人の行き来が活発になり、小京都・小浜のファンもさらに増えることでしょう。

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