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水沢市、江刺市、前沢町、胆沢町、衣川村が合併して2006(平成18)年に誕生した奥州市。岩手県の内陸部に位置し、県内では第3位の人口と面積を擁する市です。豊かな自然に恵まれていますが、日本最大級の胆沢(いさわ)扇状地があるなど平地が多く、可住地面積は岩手県内第1位、全国でも第7位。太平洋側に位置していることもあって北海道・東北地方においては比較的降雪量は少ない地域です。また交通の利便性から商業集積も進んでいます。

東北地方の交通の中心として発展

奥州市には国道4号、東北自動車道、JR東北本線、そしてJR東北新幹線が走り、東北地方の交通の中心地ともいえます。新幹線を使えば県庁所在地の盛岡市まで最速27分、仙台市まで最速40分、そして東京までは2時間15分で行くことができます。
また、古くから商都として栄えていた水沢駅周辺では、ビジネスホテルなどの宿泊施設が多く営業しており、出張の拠点として活用されています。さらに、世界にひとつだけ建設される大型加速器を用いた素粒子物理学の研究施設である「国際リニアコライダー」の建設有力候補地として市内の北上山地があげられていることから、国際的な注目も集まっているのです。

1875(明治8)年1月に県初の西洋医学における総合病院として開院した旧岩谷堂共立病院は、1878(明治11)年に病院としての役割を終えた後、裁判所支所、小学校の仮校舎、役場など公共建築として使われ続けてきた。現在は岩手県指定有形文化財として公開され、観光スポットとして人気を集めている。この建物は戦後の人気ラジオドラマ「鐘の鳴る丘」(菊田一夫原作)のモチーフになったことでも知られている。

食べる楽しみ、見る楽しみも

農産品では、小まめな栽培管理を徹底したことで最高級品として取り引されている「江刺りんご」や、穀物検定協会より最高ランクの特Aを受賞している「江刺金札米」、畜産品では日本を代表するブランド牛である「前沢牛」だけではなく「いわて奥州牛」「江刺牛」も高い評価を得ています。
お土産品としてはコクのある甘さに定評のある「岩谷堂羊羹」、つなぎを一切使わないという「卵めん」なども人気が高いところ。平安建築群を再現し、NHK大河ドラマなどのロケ地としても使われる「歴史公園えさし藤原の郷」や、日本最大級のロックフィル式ダム「胆沢ダム」など観光スポットも目白押し。300年の歴史を持つ火防祈願の「日高火防祭」(4月)や、裸の男たちが麻袋を激しく奪い合う奇祭「蘇民祭」(1月〜3月)といった祭事にも観光客が押し寄せています。

ユネスコの世界文化遺産に登録された平泉から、ほど近い場所にある歴史公園「えさし藤原の郷」は、奥州藤原氏の偉業を顕彰すると同時に、古代から中世にかけての東北の歴史文化を体感できるテーマパーク。園内には120棟以上の歴史的建造物が再現され、多くの大河ドラマや映画などのロケ地としても活用されてきたことから「みちのくハリウッド」とも呼ばれている。

Uターン、Iターンの促進も図る

東北でありながら、降雪量が少なく過ごしやすいといわれる奥州市。電車やバスの便数は少なく、通勤や買い物には自家用車を使うのが一般的で、ひとり1台という世帯も珍しくないようです。
市内には大型スーパーが数店あり、水沢のメイプルや江刺のイオン江刺ショッピングセンターなどのショッピングセンターもあるため、買い物には不自由しません。スーパーなどでも生鮮食品には地場のものが多く、新鮮でおいしいという声も多く聞かれました。
また、奥州市ではUターン、Iターン移住の促進を図るために、市内に持ち家を取得する人向けに50万円の補助金の交付を行っていることも、移住者には嬉しいところです。

【取材を終えて】(ライター:安田理央)
「彫金工芸菊広」の及川洋さんを取材する前日、隣の北上市で酒造を営んでいる友人に水沢を案内してもらいました。食べ物がおいしいのはもちろんですが、映画や音楽などのサブカルチャー趣味を打ち出したバーなどもあって楽しい一夜でした。自然や伝統ばかりではなく、新しい文化も根付いた地なのだなと実感しました。

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